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[新书简介]佐野誠子:怪を志す:六朝志怪の誕生と展開

作者:老子道学文化研究会

发表时间:2020-06-23

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作者: 佐野誠子
出版社: 名古屋大学出版会
副标题: 六朝志怪の誕生と展開
出版时间: 2020-3
页数: 382
定价: 6300円
装帧: A5判・上製
ISBN: 9784815809836



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内容简介 

内容简介

歴史と宗教のあしもとで ——。「怪力乱神を語らぬ」儒教の国にあって、怪異はなぜ、いかにして記録されるようになったのか。『今昔物語集』等にも影響を与えた古代中国の「志怪」について、史書の伝統や仏教伝来との関係を軸に、社会的文脈から生成過程、文体まで、初めてトータルに捉え、中国人の精神のかたちを逆照射する。

在历史和宗教的脚下——。在儒教国家,为什么要记录怪异呢?对《今昔物语集》等作品也有影响的古代中国的“志怪”,以史书的传统和佛教传来的关系为轴,从社会的上下文到产生过程、文体,第一次全部捕捉到,反过来照射中国人的精神形态。

作者简介

佐野誠子[サノセイコ]

1974年神奈川県横浜市に生まれる。東京大学人文社会系研究科アジア文化研究専攻修了、博士(文学)。京都大学人文科学研究所助手などを経て、名古屋大学大学院人文学研究科准教授。

1974年出生于神奈川县横滨市。东京大学人文社会系研究科亚洲文化研究专业毕业,博士(文学)。名古屋大学大学院人文科学研究科副教授。

目录

凡 例
志怪年表
序 章 六朝志怪と怪異の歴史記録
1 怪を志す「小説」
2 「怪」とは何か
3 志怪はどのように位置づけられてきたのか
4 志怪のテキストについて
第Ⅰ部 史の伝統の中で
第1章 志怪の文脈
—— 歴史の意識の中で
1 史と志怪
2 雑伝書
3 五行志
4 変異情報の伝達と編集
第2章 志怪の系譜
—— 五行志との関わりを手掛かりに
1 応劭『風俗通義』における災異と怪異 —— 志怪誕生の素地
2 干宝『捜神記』と五行志 —— 志怪の成立
3 南朝宋時代の変異記録の行方と志怪 —— 『宋書』五行志と『異苑』を中心に
第3章 志怪の怪
1 廟 神
2 幽 鬼
第Ⅱ部 仏教を受け止めて
第4章 志怪における僧侶
—— 新たなる怪異との邂逅
1 仏教伝来と志怪への影響
2 僧侶と志怪
3 僧伝と志怪
第5章 仏教志怪の系譜
—— 応験記との関わりを手掛かりに
1 仏教志怪の誕生
2 『幽明録』『宣験記』と『冥祥記』—— その内容の違い
3 『繋観世音応験記』の構成と他の仏教志怪
4 応験譚の南北差 —— 佚名の文献資料を手掛かりに
5 応験記と志怪
第6章 冥界遊行の仏教化
1 僧侶の冥界遊行 —— 慧達劉薩荷を例に
2 僧侶の冥界遊行が作られた理由
3 『冥祥記』の僧侶と『高僧伝』の僧侶
終 章 中国「小説」史への吸収
1 実録という形式と態度
2 実録という形式を用いた虚構
3 唐代における二種類の「伝」と歴史からの離脱

あとがき
引用書目
書名・作品名索引
人名索引